KATO伊豆急行2100系M車分解、走行時の金属音(異音)を解消
中古で購入したKATOの伊豆急行2100系ですが、走行時に金属部品が擦れる様な「キュルキュル」音が出ていました。実車も40周年と頑張っていますが、模型も古い製品だけにメンテしてあげなくてはいけません。
今回は動力車である2108号車を分解、給油することにしました。
まず車体と動力ユニットは矢印の場所左右4か所で止まっていますので、車体の裾を広げる様にして動力ユニットの爪を外します。
取り出した動力ユニットです。矢印部分の集電シューを留めているプラパーツは引っかかっているだけなので簡単に外れますので、外します。
動力ユニットと室内を表現している青い板は赤矢印部分の左右8つの爪で止まっていますので、爪を折らないよう留意しながら外します。
まずは金属音なのでモータ前後の軸受け、そしてブラシと回転部分の接点(中央矢印)を疑いそこに給油してみました。しかし改善が全く見られません。
そこで今度は台車を外します。台車は動力ユニットに矢印部分の爪で引っかかっていますので、台車を捻る様にして外します。
シャフトの先に金属のギアが見えたのでここに給油しました。結論ここの給油で音が止まりました。
今回は外す必要がありませんでしたが、床下機器は左右4か所の爪で留まっています。爪の幅を前後で変えていますので、逆には装着出来ません。
動力ユニットとボディの取り付け方向ですが、主抵抗器のブロアファンがあるのが海側(赤色側)です。
今回はサウンドボックスの効果音無しで走行音をチェックします。昭和の模型とは思えない静かな走りになりました。このロッドがいつのロッドかは分かりませんが、説明書やケース裏側が黄変していますので、昭和とまでいかなくてもかなり古い模型でしょう。
登場した頃は全方位から注目を浴びていた電車だったと記憶しますが、楽天市場で中古を含めて検索しても全く出てこない位過去の模型となってしまいました。
キンメ電車が間もなく全検で40周年であることからオリジナル色で出場することを予測されている方も居ます。実車に負けずこの模型にもまだまだ活躍して貰いたいものです。