三岐鉄道三岐線ED45重連セメント貨物

 先日貨物列車を見たくて三岐鉄道三岐線に行ってきました。三岐鉄道と言えば特殊狭軌の北勢線も人気ですが、正直行って良かった、また行きたい場所です。

 東藤原駅から北側、太平洋セメントの工場側を見ます。ED45が重連で留置されていますが、その奥(かなり奥)には太平洋セメントの積込線もあります。この太平洋セメントの工場からJRの富田駅までこの機関車が牽引してゆき、そこからJR貨物へとバトンタッチします。

 東藤原駅に停車中の重連機関車です。D級の小型機関車ですが、重連でデッキ付き、模型で再現したら絶対R370だってクリア出来ちゃいそうな雰囲気です。

 運転席です。ブレーキは単弁、自弁と2ハンドルで国鉄型と同じような雰囲気ですが、マスコンは電車タイプの形状です。ところでこの写真を見て違和感を感じるでしょうか?そうです、三岐鉄道の機関車は一部を除いて右側に運転台があります。

 保々駅で偶然見かけた富田駅行きの貨物列車です。碓氷峠のEF63が基本重連で走っていた様に三岐鉄道の機関車も重連で走るのが基本で、見かけた機関車は全て2両ユニットとなっていました。

 JR富田駅の三岐鉄道ホームです。昭和60年頃まではこちらにも旅客列車が来ていた様ですが、現在は旅客列車は近鉄富田駅、貨物のみがJR富田駅に顔を出します。三岐線の0キロポストもあり、旅客が乗り降りできそうですが、現在は跨線橋の階段も繋がっていませんので、関係者以外はこのホームの上に立つことが出来ません。

 このED45重連によるセメント列車も痺れましたが、丹生川駅脇にある貨物鉄道博物館もまた渋い貨車が多くあり、二軸貨車の魅力を感じられます。途中駅には通貨信号機があったり、貨物好きなら絶対に見に行って後悔が無い路線だと思います。


にっぽんの臨海鉄道&私鉄貨物

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