キハ81 装備の時代考証(常磐アンテナ、タブレットキャッチャー、連結器カバーなど)

 キハ81が「はつかり」用に登場してから「くろしお」で運用を終えるまでの主な装備品の有無を表にしてみました。だいたいダイヤ改正を機に運用が変わり使用される列車名が変わっているような感じです。

はつかり つばさ ひたち
いなほ
くろしお
時期 1960年12月~ 1968年9月~ 1969年10月~ 1972年10月~
 1978年10月
連結器カバー
常磐アンテナ 1966年頃~有 台座、配管のみ
運転席エアコン 1964頃~有
タブレットキャッチャー 有・無

 まず連結器カバーは「はつかり」時には装着されていましたが、「つばさ」運用時にEF71を連結する様になり外されてその後は装着されていません。

 次に常磐アンテナですが三河島事故を機に1966年頃から運用されましたので、その前後から装着されたものと思われます。そして「つばさ」では常磐アンテナは不要な線区での運用ですが、状況から推測するに「装着されていた」と考えられている様です。僅か1年ほどの運用ですから、その間だけ取り外したとはあまり考えにくいですし、僅かですが常磐アンテナの付いた「つばさ」の写真もある様です。

 そして「くろしお」用に紀勢本線に転出した際にアンテナ本体は外されましたが、配管と台座は残りました。

 余談ですが乗務員室上のクーラーが製品には装着されていますが、こちらは新製時には無く1964年頃から順次増設されたようです。常磐アンテナは1966年頃からですので、2年位はクーラー付きで常磐アンテナ無しの時期がありました。

 タブレットキャッチャーは「はつかり」登場時には装着されていましたが、その後「はつかり」行路の閉塞方式が自動化され途中から撤去されたようです。ですので「つばさ」運用時やその後の「ひたち」「いなほ」では装着されておらず、写真も皆無でした。なので製品のままの状態で「つばさ」「ひたち」「いなほ」のヘッドマークを装着すると、厳密には間違いになってしまいます。

 「はつかり」のタブレットキャッターが撤去された時期は不明ですが、1968年8月に東北本線が全線複線化されています(同年10月に全線電化)。この頃ではないかなと思いますが、引き続き色々知らべてみたいと思います。

 しかし紀勢本線の「くろしお」で運用が開始されると再びタブレットキャッチャーが装着されます。最後までタブレットキャッチャーは装着されたままだったようですが、交通科学館に展示されていたキハ81はタブレットキャッチャーが撤去されていましたので「どうしてだろう?」と疑問に思っています。

 ところで汚物処理の方法ですが、この様にタンク式ではなく垂れ流しです。昭和53年10月まで使用されていましたが、写真を見てもタンクの写真は見つけられませんでしたし、交通科学館のキハ81も直管でしたので特急形ですが、タンク式に改造されることなく生涯を終えたようです。


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