十和田観光電鉄線(2)

 前回に続き2004年1月に訪問した十和田観光電鉄線の写真をお届けします。東急7200系改造の電車で三沢駅から十和田市駅まで一往復してきました。

 十和田市駅方はこの様に原型のくの字型をした前面です。

 一方三沢駅方は連結面側に運転台を増設していますので切妻型のシンプルなデザインになっています。

 車内の吊り革には「Bunkamura」のロゴが。かつてこの電車が東京で活躍していた証です。

 昭和43年に東急車輛で製造された同車は平成14年に東横車両で改造を施されて十和田観光電鉄線に渡ってきました。東京では懐かしい風貌の同車両ですが、こちらでは登場2年目のニューフェイスでした。ちなみに東急車輛は色々な経緯を経て現在総合車両製作所(J-TREC)に、東横車両も東急テクノシステムに変わっています。

 この時は平成11年6月に長津田工で行われた全検の期間が残っています。

 ちなみに原型と改造切妻型の連結はこの様になります。

 七百車両区に留置中のED301

 十和田市駅に到着。一旦切符を買い直して再びこの電車で三沢へ戻ります。

 こちらは記憶にありませんが、ホームが短くこの位置でしか撮影できなかったのではないかと思います。

 運転台の様子。中央に増設されたドアスイッチが慣れないと間違えたドアを開けてしまいそうです。

 再び三沢駅に戻ってきました。駅員さんが出迎えてくれる集改札ですが、集改札機は市販の台車の上に載せられ移動が楽な様に工夫されていました。

 行きには目に止まらなかった待合室の石油ストーブ、ローカル線らしい雰囲気で良い感じです。

 今回ご紹介した十和田観光電鉄線は2012年4月1日に廃線となり、現在はバス運行になり、当時の駅舎の一部はバスの待合室に転用されているようです。電車は見覚えのある旧東急電鉄の車両でしたが、東北のローカル線らしい良い雰囲気の鉄道でした。


十和田観光電鉄の80年―軽便から釣掛電車まで (RM LIBRARY (51))

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