12系客車急行「八甲田」

 波動輸送の為急行並の装備で登場した12系客車ですが、1970年代になると旧型客車の置き換える目的で急行運用に入っていきます。

 急行八甲田もまた昭和54年1月に旧型客車から12系に置き換えられ、14系に置き換えられる昭和60年3月まで活躍をしました。ちなみに常磐線の急行「十和田」に12系が導入されたのは昭和54年9月、津軽は昭和53年10月からです。

 今回はそんな12系の八甲田について書いていきたいと思います。

 客車は北オクの9両編成にスニ41が連結されていました。機関車は上野-黒磯がEF58、黒磯-青森がED75でしたが、12系末期には一部列車でEF58からEF65-1000に置き換わっていた様です。

<上野

スニ
41

スハフ
12

オハ
12

オハ
12

スハフ
12

オハ
12

オハ
12

オハ
12

オハ
12

オハフ
13

 代表的な編成が上の様な編成になります。気になるオハ12のトイレの位置ですが、ネットで検索した写真を見ると私が見たものは「上野方にトイレ、洗面台」となっていました。

 12系は9両編成ですが、4号車から9号車がお約束の6両編成の基本編成、1号車から3号車が付属編成という考え方をして貰うと分かりやすそうです。

 そして併結される荷物車の話ですが、12系時代はスニ41が定番ですが、スニ40が連結されることもあった様です。また14系時代はマニ50、旧客時代はマニ36、ワサフ8000などが連結されたこともありますから、その辺でも雰囲気は出そうです。

 早朝の黒磯駅では青森から走ってきたED75が切り離され、EF58が連結されました。このEF58で東北本線の直流区間を走破、一路終着の上野駅を目指します。ちなみに機関車の次位に連結しているのはスユ42です。カタカナ1字違い、数字1番違いですが、全く別の車両です。

 現役時代の黒磯駅にあった地上交直切換断路器。唯一交直切替を地上設備で行っていた黒磯駅ですが、2018年に郡山方にデッドセクションを設け他線同様の車上切替方式になりました。


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