KATOがHOのEF81を出すと聞いたのでEF81牽引の普通列車の話をします

 KATOが来年の1月にEF81を発売すると発表しました。国鉄色の国鉄時代機と北斗星編成を牽かす為の北斗星色の二種類がリリースされる様です。更にサウンドカードもEF81、EF65用が発売になります。

KATO HOゲージ HO EF81 一般色 1-320 鉄道模型 電気機関車

KATO HOゲージ HO EF81 北斗星色 1-321 鉄道模型 電気機関車

 EF81国鉄色はやはり一番の活躍場所といえば羽越本線、北陸本線を私的には思い出します。同じKATOの24系25型や20系を利用して「日本海」「つるぎ」を再現したり、14系や旧型客車で「きたぐに」を再現することが真っ先に思いつきます。

 しかし、EF81は特急、急行の先頭だけでなく貨物列車、そして北陸本線、羽越本線沿線の地方都市を結ぶ普通客車列車の先頭に立たせることも可能です。東京在住の私なので「意外と・・・」的な書き出し方ですが、むしろ北陸本線、羽越本線沿線出身の方ならそちらの方が馴染みが深く「昔よく乗った」という人も多いかもしれません。

 まずは国鉄時代、昭和50年代後半に北陸本線を走っていた旧型客車の例です。前5両が基本編成、後ろ3両が付属編成です。画面左が福井方、右が直江津方になります。編成表では便宜上青一色にしていますが、実際は茶色が混じっていましたので、模型でも茶色を混ぜたバラエティ溢れる編成を楽しめます。






 次に羽越本線を走っていた50系客車の例です。こちらも前5両が基本編成、後ろ3両が付属編成です。画面左が秋田方、右が新津方になります。




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 また付属編成を抜いたこんな編成もありました。




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 羽越本線はED75の運用もありましたので5両編成をEF81が牽いていたかは資料も無く分かりませんが、その後磐越西線用と共通運用の50系4両編成が運用に入っていたこともありますし、JRに入ってからは3両編成を引いていたこともありました。いずれの編成にしても固定編成の客車列車に比べるとハードルが低くなりますし、付属編成を間引いて基本編成のみを牽かせても雰囲気は出ると思います。

 こちらがJR化後の3両編成の姿です。これは羽越本線(秋田駅?)で撮影したものですが、F型機なのにこんなローカルな編成を牽けるのもEF81の特権です。EF65ではこうはいきません。また東北本線側では北斗星の間合いで運用されていたものもありました。

 こちらが北斗星機のEF81が50系を牽いている写真です。写真は6両の客車を牽いていますがネットで3両の姿も見たことがありますので、これ位なら小レイアウトでも再現できそうです。

 同じKATOがリリースしているF型機でもEF65は固定編成の客車列車(ブルトレ)か貨物しかありえませんが、EF81は日本海側で普通客車列車を牽引していた実績がありますので固定編成客車列車、貨物列車は勿論、レイアウトに合わせたローカル客車列車の編成も楽しむことも出来そうです。

 ところでサウンドカードはEF65、EF81も同時に発売されるようですが、交直流、直流の違いはあれ同時期に登場したF型機ですので音とかはどうなんでしょうか?いくら忠実に再現しているといっても小さなスピーカーで聞くなら雰囲気も変わってしまいますし、あまり変わらないならどちらか一つでいいのかなとか考えてしまいそうですが、多分両方買うと思います。

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