複線高架にダブルクロスを組み込む - 鉄道模型BLOG「国鉄9」

高架に ダブルクロスポイント を設置したいと思う人も多いだろう。しかしKATOからは商品化されていない。しかし設置したいので自作してみた。


 まず長さを考える、 ダブルクロスポイント は310ミリだ。これに 直線62ミリのレール を加えると372ミリとなる。これは 6番電動ポイント の長さ186ミリの2倍になる。エンドレスに島式ホームを設置した場合反対側に372ミリの長さが生まれるがこの ダブルクロスポイント 直線62ミリのレール で帳尻が合うのでスペースの有効利用にもなる。そして複線高架186ミリ 2つがまた同じ長さ372ミリとなるのでこれを改造することにした。

実は複線高架線路は道床部分と橋部分が爪で止まっているだけなのでこれを外すことにした。道床部分を外すと写真のようになる。

しかしスラブ道床に合わせ不要な突起部分がある(赤色部分)。これを削り取るのが大きな作業だ。

道床部分と橋の取り外しは裏側のこの爪4箇所で止まっている。

 左右の高い突起はペンチでつまみ取ると作業が早い(多少取りすぎたり残っていても構わない)。で中央の1ミリ程の高さがある部分だが、広い面積なのでヤスリで削るには少し時間がかかりそうだ。そこで工具店で探してみるとこんな物があった。

●タジマ 研削ツールアラカンポケット(平刃)AK-POKTアラカン

 プラスチックなどを削るのに良いツールだ。皮むき器のように削る物にザクザクこすっているうちにみるみる削れていく。今回2本の橋を処理して30分程度。一番荒いヤスリでもこれだけの作業効率は期待できないだろう。しかし荒削りなので今回のように完全に隠れる部分には適切だが、見える部分だとさらに紙ヤスリ等での仕上げが必要となる。

 突起が削れたら(多少傷傷でも問題ない)青い部分に薄い両面テープを貼りポイントを固定する。

ポイント側スラブ軌道部分とも違和感なく接合できている 反対側中央の両面テープは除去した。中央部分が空いてしまっているので処理にはもう一工夫が必要か? ポイントの配線はとりあえず中央から逃がしたが配線を灰色に塗るか真下にドリルで穴を開け逃がす方が綺麗かもしれない。

 下に橋脚を設置する予定がなかったのでジョイントはこのように取り付けた。早速組み込んで試運転するも異常なし(当たり前だが)複線高架を使用してレイアウトを構想している人は参考にして頂ければ幸いだ。

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