DF50サウンドカード発表記念、0番台と500番台の話
KATOからDF50のサウンドボックス用カードが発売になるとのこと。今回はズルツアーエンジン搭載車とのことで、あの独特な「ポンポンサウンド」が楽しめそうです。
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DF50には今回のズルツアー型エンジンを搭載した車両とマン型エンジンを搭載した車両の2種類がありました。見た目が殆ど同じなDF50でしたが、前者を0番台、後者を500番台としていました。
両者の音声は当時の貴重な音声、映像をYOUTUBEに掲載してくれている方がいましたので、参考になりそうな動画を各1枚ずつ貼っておきます。
YOU TUBEに貴重な現役時代の動画を残していらっしゃる方がいます。スルザー型のエンジン音は独特な音を「ポンポンサウンド」「漁船みたい」と表現する方がいますが、実際に聞いてみると「同じディーゼルだからDD51用で代用」とはいかない音だというのが理解してもらえるかと思います。
参考までですが、500番台のマン型エンジンは全く音が異なります。こちらは0番台の「漁船みたいな音」に対し「航空機の様な音」と表現する人がいました。
実際に聞いてみると「これはKATOさん、500番台のエンジン音も・・・」と思う方も居るかと思いますが、残念ながら500番台の保存車はありません。シンセサイザーみたいなもので音を作ることは可能だと思いますが、実車から録音は難しそうです。
それでは0番台、500番台それぞれ何処に居た?という話ですが、DF50は北海道を除く日本全国で活躍しました。それでは自分が再現したい列車の牽引機が0番台か500番台かというのが、モデラー的には気になるところだと思います。
全廃が昭和60年と古い話で、また転属も多かったので絶対とは言えませんが、およその話で聞いてもらえればと思います。
■ 0番台
今回はNゲージで四国仕様のDF50、土佐石灰輸送のホキ5200と一緒に発売されますが、四国は0番台が多く活躍しました。貨物の他、旧型客車を牽いた編成も見られました。
また亀山のDF50も0番台です。寝台特別急行「紀伊」の他、紀勢本線の普通列車、貨物列車も牽引していました。
■ 500番台
そして500番台は定格出力が0番台と比較して上だったこともあり、優等列車が多い米子、宮崎などは500番台だった様です。寝台特別急行の富士、彗星等を牽引する時は500番台ということになります。また出雲は特急時代の実績はありませんが、急行だった時代にはDF50が牽引していました。
また秋田のDF50も500番台です。
以上に書いたことはだいたいの話で、0番台の中にも新製配置が米子だったものもあり、高松、高知にも500番台の新製配置があります。また宮崎の500番台は当初大分の配置でその後宮崎へ異動しています。
他には敦賀(0、500)、長野(0)、郡山(500)といった機関区への配置もありました。
また「北海道を除く」と書きましたが、長野の33号機が昭和34年2月12日13日の2日間北海道の夕張線で耐寒試験を行いました。どんな試験をやったかは知ることは出来ませんが、雪景色の北海道を0番台が走る姿もまたファンタジーではないのです。
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