KATO キハ58系 R370対応加工

 KATOのキハ58系は単行ではR370を通過できますが、カーブでは妻面が接触してしまいますので安定した走行が望めません。今回は伸縮連結器を少し外側に出して妻面の接触を回避してみたいと思います。

 R370曲線を通過中の連結面。妻面の角が完全に当たってしまっています。これではちょっとしたことで車体が浮き上がって脱線してしまったり、何度か走らせているうちに塗装も剥げてしまいそうです。

 そこで今回は伸縮連結器を外側に出す加工を行います。写真のように穴を開け直し、外側はカットします。新しく開けた穴は外側の突起に刺さり、カットした部分は前に出した分車体に当たらないようにするための加工になります。

 この加工で約2.5mm連結面間が広がりますので、この加工は両側行わなくても片側で十分です。つまり例えば3両編成なら2箇所加工するのみで大丈夫です、4箇所加工する必要はありません。

 新しく開けた穴に外側の突起を刺し、外側にずらして装着します。内側の突起は使用しませんが大丈夫そうです。

 ちなみに伸縮連結器に装着するタンクも外側に2.5mm移動してしまいます。私はそのままにしましたが、気になる方は逆に2.5mm内側に接着するよう加工してみてください。

 直線での連結面間は製品のままの仕様ですとこんな感じです。

 加工することにより少し広くなってしまいました。タンクの位置と車端のステップの位置関係を見てもらうと外側にオフセットされたのが分かります。

 しかしこの加工を行えばR370通過時でもこの様にクリアランスは確保できます。

※ 一部部品を削る、穴あけをするという非可逆的加工になりますので、作業にあたっては自己責任でお願いいたします。


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