KATO EF63 座屈現象対策工事(一両T車化) - 鉄道模型BLOG「国鉄9」

 キハ82の連結器装着工事はそれほど難しいものではなかった。しかしもっと悩ませられたのが、EF63 とキハ80のモータの速度の違いによる座屈現象、連結器の開放だ。模型店の店主と話していたところ「本物みたいだね」と言われてしまったが、やっている方は「本物みたい」と喜んでいる場合ではなかった(笑)。色々な対策はあるものの試運転の結果一番効果的なものは2両の EF63 のうち一両をT車化してしまうものだ。

 正直、これは座屈現象対策にかなりの効果があった。塗油したり連結器の保持方法を変えても脱線や連結器の開放が避けられなかったものが嘘の様に無くなった。先日M車をなるべく機関車側にと言う話をしたが、当初それでも脱線していたものがこの工事を行ってから現在6両隔てても問題は出ていない。そこで KATOのEF63 の分解の手順について解説するがあくまでも改造、本人の責任で行って貰いたい。座屈現象対策無しではどんな列車とも連結が出来ても走らすことは出来ないのだ、健闘を祈る!

下回りとボディを分解したところ、裾を広げて下回りを抜き出すが、写真を参考に引っかかっている場所をきっちり踏まえて必要以上の力を加えない様にして分解すること。

更に台車を分解するが、ここのツメ計4箇所を外すことで2分割できる。

台車を外したところ。集電版が曲がりやすいので注意が必要だ。無駄な力を掛けない様ゆっくり引き出すこと。

ギアは細いドライバーなどでこじる様にして外す。中の2本を外し動輪がフリーで動く様にすればそれでいい。あとのギアは触る必要がない。

 モーターを止めているプラスチックは のツメ片側4箇所計8箇所を外してやると中央のライトユニットごと外れる。モーターを抜き出して元の通り組み立てればいいが の様にABが記載されているので方向を揃えること。また自信がなければ一プロセスごとにデジカメで写真を撮ってから分解すると組み直すとき参考になる。ここまでバラしたらついでに機関車と連結する側のライトをOFFにしておくといいだろう。

 なお一両をT車化するアイデアはTOMIXのEF63セットがそうなっていたからだが、逆にTOMIXの63はKATOのEF63 を真似してグリップラバーを外している。これで協調運転できる範囲が広がった。

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