KATO タキ43000 シルバー タキ143645(1-825)

 タキ143645は国鉄タキ43000形の中で唯一ステンレス鋼を用いた無塗装のタンク車で、昭和62年に日本車輌製造で製造されました。

 この車両はKATOから「KATO HOゲージ タキ43000 シルバー タキ143645 1-825」として製品化されていますが、従来品の塗替えで細かな部分で実車と異なる点もありますので気付いた点を書いていこうと思います。

 塗装にもかかわらず反射する部分もあるなど、ステンレス鋼を用いた無塗装のタンクの質感はプラボディとしてはかなりいい感じで出ていると言えるのではないでしょうか。KATOらしい高品質の仕上がりです。

 まずはこの写真で実車との相違点を挙げると前位側のタンク妻面の手すりが143645号にはありません。後位側の様なのっぺらになっていますので、「こちらも後位側の部品を使えば良かったのに」とか考えてしまいます。また台枠側の黒い手すりの形状も異なります。

 タンク体は無塗装のシルバーで特徴的な同車ですが、台枠は黒色でこの辺は実車の雰囲気をうまく再現しています。

 ここでは上部の手すりの形状が異なります。また下側のブレーキシリンダが実車は後位側(写真右側)に装着されています。また梯子右側のタンク体に四角い突起があり反対側にもありますが、実車にはありません。

 台枠のアップ。台車は余剰になったコキ1000形から供出したTR215形を装着しています。コキ1000形はタキ143645が登場する前年の昭和61年に形式消滅しています。

 ランボードのの滑り止めまで表現され、この辺の造形は流石KATOだなと思います。

 手ブレーキの付いた後位側は台枠の手すりも、タンク妻面の手すりなしの形状も実車通りです。

 タキ143645を一からモデリングしたというよりは、従来品の塗替えになりますので厳密に言うと「タキ143645タイプ」という位置づけになりそうです。細かいところは割り切って、高品質な仕上がりで全体的な完成度を上げるという手法はKATOらしいモデルかなと思います。

 しかし黒や青の車体が並ぶ編成にシルバーの車体はインパクトがありますので1両編成に入れてあげると、編成が映えそうです。私も見た目の格好良さで購入した感じです。

 ところでネットで色々調べてもこのタキ143645は「昭和62年に日本車両で製造」としか記載しておらず、何月かの記載がありません。昭和62年というと4月に国鉄がJRになっていますので「国鉄型」か「JR型」かというのが気になります。

 実際いろいろ調べても確実な答えは出ませんでしたが、2012年9月に全検出場の記事を見つけることが出来ました。貨車の全検は5年ですので25年目の全検と考えれば周期も一致します。そうすると昭和62年である1987年9月に製造されたと推測できるのでJR型となりそうです。

 しかし想像の域の話ですのでこの25年の間に検査切れで留置されていた期間が半年以上あれば製造は1987年3月以前になり国鉄時代にも走っていた計算になります。

 ただ車番が43000の前に1を装着するスタイルなのでやはりJR型かなと思います。1967年から製造が開始されたタキ43000は様々な仕様がありますが、国鉄時代はあくまでも43000の数値に番号を足していくスタイルでした。

 43000の前に数字を付けるスタイルは平成元年からの243000のスタイルと同様なので、構想や設計は国鉄時代からかもしれませんが、新製されたのはJRになってからの4月以降のような気がします。

■ R370走行

 R370の走行は楽勝です。同形式と連結してみましたが、連結面間も余裕です。


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