キハ82にテープLED製自作室内灯を組み込む

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 先日から少しずついじり始めているキハ82ですが、試験的にテープLEDを使用した自作室内灯を組み込んでみました。少し手間はかかりますが、純正品で不満な点が解消され個人的には満足度が高いです。

 今回の改造は個人の工作の範疇ですので、作業実施は自己責任でお願い致します。この記事通りに作業して起きた事故等については一切責任を負いません。

 室内を均等に照らしてくれていい感じです。今回は下の様な物を揃えました。Amazonで全て揃ってしまうとは良い時代になったものです。

 ところでテープLEDというと一般的には12V用を使用する例が多いようですが、こちらでは9V位まで点灯しない為古いパワーパックでは都合が悪いです。最近のPWMやDCCなら問題がありませんが、電圧降下なども考え5V用+330Ωの抵抗仕様としました。

 5V用のテープLEDは少し高価ですが、4.5V位から点灯する、LEDが12V用の3つで1ユニットになっているのと異なり1個で1ユニットを構成しているのも都合が良いです。


USB電源LEDストリップライト、防水5M

LED テープライト USB対応 5m SMD3528 5V LEDテープ 電球色 昼光色 間接照明 棚下照明 (白色)
電球色

YFFSFDC ブリッジ整流器 100個入り 0.5A 1000V MB10M

アキシャル リード 330オーム 0.25W

ポリウレタン銅線 0.2mm 20m

冨士シャーシ りん青銅板 0.1×60×300

 今回の5V用を使用するというアイデア、抵抗値などは「ななついろチャンネル」を参考にしました。

 5VのテープLEDです。この様にカットして使いますが、1ユニットが5V用はLEDが一つなので細かな長さ設定が出来ます。またデッキ部分にブリッジダイオードが来るとデッキの見栄えが悪くなりますので、トイレ、洗面台の廊下部分にブリッジダイオードが来る様に配線しました。

 テープLEDにブリッジダイオードを装着します。テープLEDの+とブリッジダイオードの+、-と-を半田付けして、反対側の脚の片方に330Ωの抵抗を半田付けします。抵抗はどちらの脚でもかまいません。そして抵抗ともう片方のブリッジダイオードの脚にエナメル線を半田付けします。

 エナメル線の長さは後述の取り回しをした時に適切な長さとなる様にします。

エナメル線の先に幅3mmにカットした燐青銅板を半田付けします。燐青銅板は二つ折りにします。

 純正の室内灯ユニットの脚が入るこの隙間に燐青銅板を差し込みます。

 この状態で通電点灯試験を行います。

 この工事は個人の工作なので自己責任でお願いしたいところですが、フルノッチで15分程点灯させましたが、LEDの発熱はほぼ無し、抵抗は少し熱くなるものの手で長時間握れるレベルでした。

 やはり5V用を使用していますので、電圧4.5V位から点灯してくれます。また多くのLEDを点灯させていますので電流が気になりましたが、抵抗手前で計測したところフルノッチで24mA、一般的に使用する60%程度のノッチで16mAでした。抵抗のW数も最大で0.28W、通常巡航で0.19Wという計算になりますので1/4Wで大丈夫そうです。

 より安全マージンをという方は抵抗の大きさが一回り大きくなりますが、430Ω、1/2Wなどを選ぶ手もあります。

 エナメル線はシートの脇、下側を通します。ここは少し位ずれても車体が留まれば問題ないかと思います。エナメル線の長さはこの処理をした時長くもなく短くもなくの長さにします。

 この辺の処理はSHIGEMONさんの動画を参考にしました。

 デッキ部分が綺麗です。人形を置いたりしても違和感が無さそうです。

 個人的には純正品と異なりデッキが明るいのがかなり気に入りました。実車デッキはかなり明るく印象的なのですが、純正品だと光が弱ってしまう位置なので薄暗い感じになってしまいます。これだけでも「自作>>純正」という感じで満足です。

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