空知川露頭炭層(赤平)

空知川露頭炭層(赤平)

2021年11月27日 オフ 投稿者: dollman

 今回は北海道の赤平市にある空知川露頭炭層展望台をご紹介します。炭都赤平の始まりはこの様な地表に出た露頭炭層からなので、展望台から見える風景は赤平を象徴するような風景と言えそうです。

 石炭は「古代の植物が枯れて堆積したその上に、土が大量に被り長い年月圧力の掛かった状態で出来た」とされていますので、普通は地下奥深くに炭層があります。住友石炭立坑のエレベータが地下600m下まで降りていくのはその為です。しかし断層の関係でそうした地中にあったものが地表に出てくることが稀にあります。今回ご紹介する露頭炭層もそうした現象の一つです。

 過去炭田を発見したきっかけはこうした露頭炭層の発見から「ここにこんな炭層があるのだから、周辺の地下には石炭層があるに違いない。」という推測からの場合もあります。周辺が良好な炭田であったことが想像できる風景とも言えます。

 2021年前半に出来た施設なので階段も真新しい雰囲気です。露頭炭層は川岸にありますのでここの階段を降りていくと見やすいのです。

 展望台迄来ると空知川は目の前です。露頭炭層が見えるのは画面奥側です。

 紅葉の美しい光景ですが、画面中央より少し左下の赤い葉の下周辺が露頭炭層です。

 望遠レンズで撮影して更に少し明るくしてみました。茶色い岩の下側に真っ黒な岩がありますが、これが炭層です。本来なら地下深くにこうした炭層がありそこを採掘して石炭を産出していたのですが、断層のいたずらでここではこの様に地表から見ることが出来ます。

 炭層自体は遥か昔からあったのですが、つい先日までは炭層を見る為には柵を乗り越え雑草を掻き分けて行かなければなりませんでした。しかしこの展望台が出来ましたので、簡単に炭層を自分の目で見ることが出来るようになりました。

 赤間のズリ山とホッパーや住友石炭の竪坑櫓と併せて赤平の石炭関連場所としてコースに組み入れてみてはいかがでしょうか。

 この展望台への行き方ですが、車ですとGoogleの地図では違う場所に案内されてしまいます。国道38号線の赤平565交差点を空知川方向に真っ直ぐで展望台近くに到達できます。