PENTAXで楽しむ鉄道写真

PENTAXで楽しむ鉄道写真

2021年3月7日 オフ 投稿者: dollman

 PENTAXのカメラを使うようになって5年が経ちましたが、鉄道写真を撮る上でなかなか気に入って使っています。今日はそんなカメラの話をしていきたいと思います。

■ 個人的には十二分な性能、美しい発色はPENTAXならでは

 一番よく聞く言葉が「PENTAXってAFダメでしょう?」という言葉なのですが、実際★70-200や150-450を使用していてそれを感じたことは一度もありません。どこにボールや選手が飛んでいくか分からないサッカーの試合でも撮影していたらひょっとしたら他社の高性能さを羨ましがるのかもしれませんが、決まったレールの上を等速度で走ってくる鉄道を狙うのに不満は全くありません。むしろ脆弱なAF初期の頃を知っている身からすると「こんなに機械任せで全部ピントが合うんだ」と驚くレベルです。

 写真は150-450の300mm周辺で撮影しましたが、AF性能もさることながらこの美しい描写にうっとりです。画角的にも鉄道や航空機撮影に使いやすいですし、この高解像度な描写を見るとこのレンズしか使えなくなります。(560mmf5.6も欲しいですがw)デカいし高いレンズですが、仕上がった写真を見るとそんなことはどうでもよくなります。


HD PENTAX-D FA150-450mmF4.5-5.6ED DC AW

 ただ一点思い当たる点もあります。PENTAXのレンズのラインナップの中にはボディ内モータで動くレンズが現役で何本かあります。やはりこの辺りだと性能に不満を感じると思いますので、この辺を見たら「AFが弱そう」と感じますが、最新のボディ内モータのレンズを使用していれば全くストレスはありません。

 一方PENTAXを積極的に使う理由一番目に「色」があります。現地で目で見た色を鮮やかに記録できるという点では一度使ったら手放せないメーカーです。色鮮やかな特急列車、最新のラッピング電車など濁りの無い美しい色で記録したい被写体は数多くありますが、実写を前に感動した色が鮮やかに記録されてくれます。

 写真は丸山変電所跡のレンガですが、RAW現像で仕上げれば記録から作品作りを目指すことも可能です。あの場所で見た色そのままではなく、夕日を浴びて輝いて居た雰囲気を強調してみたり、「歴史」という色では表現できない要素も表現すべく重厚感ある雰囲気に現像してみました。

 色が綺麗で思い通りの色が出ますし、RAW現像では表現の幅が広いので現像していても楽しいですし、撮影した写真を見直すのも、整理するのも楽しいです。

■ 夜の鉄道を撮影する上で頼もしい高感度性能と強力な手ブレ補正

 またPENTAXは高感度性能が高いのが当たり前で、特定の高感度機種を買わなくてもエントリー機でも高感度なのが有難いです。鉄道を撮影するうえでストロボは厳禁ですし、多くの人が通る駅の場合三脚も使わない方がベターです。勿論個別に駅では三脚の使用が禁止されている駅もありますのでその場合は三脚が使用できないのは当然です。

 そうなると手持ちで撮影できる高感度というのはとてもありがたい存在で、この辺ももう手放せないスペックになっています。写真はエントリー機のK-70で撮影していますが、ISO6400で1/30、f8.0という撮影データです。焦点距離は35mm換算で80mm位ですが、強力なボディ内手ブレ補正のおかげで1/30でも全く手ブレしません。そしてf8.0まで絞っていますので車体がくっきり写ってくれます。


ペンタックス K-70 18-135mmWRレンズキット

 更に甲府駅で見た目こんなシチュエーションの駅構内でEF64を発見しました。フィルム時代ならストロボ使用か、三脚&バルブ撮影しか思いつきませんが、ここで手持ち撮影を実施してみます。

 ISO6400、1/15、f5.6で撮影すればこんな感じです。大型の照明を複数当てて全体に光を回したような写真ですが、先程のシチュエーションで手持ち撮影です。やはり夜の鉄道はドラマティックなので夜も積極的に撮影したいとなるとこの高感度性能と強力な手ブレ補正は強い味方です。

■ 昔は鉄道写真と言えばPENTAXだったらしい

 現在はPENTAXを使用して約5年になりますが、昔は他社のカメラを使っていたこともありこの辺は後から聞いた話なのですが、フィルム時代は鉄道写真と言えばPENTAXと切っても切れない関係にありました。

 『キミのフォトエネルギー 「特急はと号」で燃焼できたか。』とか時代を感じさせるコピーですが、国鉄時代のリバイバル列車にもPENATXが一枚嚙んでいたようです。

 また6×7版のPENTAX67Ⅱでは61Limitedなるモデルが登場しました。61は「EF58 61」の61です。61号機と同じ茶色に塗られ61号機をイメージした銀のストライプ、当時は他社のカメラを使用していましたがRMの広告を見て欲しくなったのを思い出しました。

 現在はお立ち台でフィルム時代の様にPENTAXのカメラがずらりと並ぶことも無いと思いますが、鉄道写真を撮る上で便利で使いやすく、そして撮っていて楽しいカメラですのでこれからもPENTAXで行った先々で様々な列車を撮影して来ようと思います。